dark and light's concerto[1]



1スレ 開始〜4投稿目まで

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記事No	: 547
投稿日	: 2010/12/13(Mon) 23:16
投稿者	: ヨツケン

dark and light's concerto

*

あの頃、俺はただのダークマターだった。ただ自らを生み出した主たるゼロに遣え、そ
の剣として振るわれるただの道具だった。
あの日、彼女に命を救われて、彼女を護るため、昨日までの主にその刃を向ける、その
時までは──

*

「これより、虹の島々最後の島を堕とす」
騎士の格好をした黒い剣を持つダークマターが、後ろに並ぶ三体のダークマターに向け
て号令をかける。再び世界に現れた彼らの首魁、ゼロにより与えられた交戦特化型のナイ
トタイプの軍隊、ソード隊。その隊長として造られた彼は、都市制圧に特化したリアルタ
イプで構成されたスピア隊や、潜入工作に特化したダーク・リムロらが率いるゴーストタ
イプで構成されたロラル隊と同時にポップスター進攻の初撃を任され、落とすべき最後の
島を眼下に捉えていた。
「虹の島々か……」
かつて、ゼロがポップスターを進攻する際に、最初のダークマターを送り込んだのが天
空を漂うこの島々であった、結果は虹の剣を手にしたカービィに敗北してしまったのだが。
彼はゆっくりと降下し、眼下に見えるダークキャッスルを見据える、まるで誘い込む様な
風が彼の背中を押した。
「行くぞ、各自最上階を目指せ!」
司令を下し、自らも城内に入る。入った最上段にあった扉はすぐ上に突き抜けており、
どうやら屋上に通じている様だ。カビや蜘蛛の巣の張った塔を上昇し屋上に出るがそこに
は誰も居なかった。
「ソード2、ソード3、ソード4、エンゲージ、ロードは待機を」
「ハズレを引いたか」
早期警戒管制用ダークマター、WACSDMの報告を聞いて若干残念な気持ちに成りながら他
の隊員を待つことにした。マントの中から黒い剣を抜き放ち、損傷は無いか確認する、同じナイトタイプのダークマ
ター内でも、彼と同じ黒い剣を与えられたダークマターは彼以外に居なかった。
「現在のミッション完了後、グラスランド制圧に移行します」
WACSDMの言ったグラスランドとはダークキャッスルの真下に位置する自然豊かな土地で
ある。密かにロードはそこに強い敵が居ることを望んだ、今回の初の作戦で彼は戦闘意欲
の無い者や弱い敵には手を出さなかった、自らの主義に反するからだ。もちろん、虹の島
々にもスイートスタッフやアイスドラゴンといった強い敵は居たが、どれも彼の戦闘欲を
満たす程は無かった。
「……ミッション完了」
ようやく到着した隊員達を尻目に見ながら、彼は退屈そうに黒い剣をしまった。次のミ
ッションではもう少し楽しめるだろうか。ため息をつくロードにWACSDMの警告が突き刺さ
る。
「八時方向よりアンノウン急速接近」
「なっ総員ブレイク!」
反射的にその方向を見た瞬間にはもう遅かった、彼方から来た光の矢が、緊急回避をす
るロードのすぐ脇を通り抜け、後ろの三体のダークマターに突き刺さった。刺されたダー
クマターは次の瞬間には霧散し消滅した、光の矢はそのまま飛んで行き、反転してロードに向かって放たれる。
「殺られるものか!!」
咄嗟にロードは懐から黒い剣を抜刀、飛来する光の矢に向けてそのまま横に一閃した。
ロードの一閃を受けた光の矢は飛びながら誤解し、光を撒き散らしながら墜ちていった。
だが、ロードはそれに見向きもせず上空を見上げた。彼は見た、自らが剣を振る直前に何
かがそれを回避し、上空に舞い上がった事を。
「ああぁあぁああ!!!」
叫び声と共にそれが落ちてくる、ピンクの丸い身体に剣と緑の帽子を持ち、鬼の様な形
相をしたそれは、高く振り上げた剣をロードに叩き付ける、負けじと彼は黒い剣で自らに
迫る刃を横に払った。
「ソード1、エンゲージ」
交戦の言葉を口にしながら目の前の敵を見詰めた、彼の頭脳に刷り込まれた知識が告げ
る。ピンクの悪魔と呼ばれ、かつて、度となくポップスターに迫る危機を退けた存在、星
のカービィ。それは、彼が願ってもみない程の強大な敵であった。
ダークマターを見て、カービィは一言だけ発した。
「君たちはそれで幸せなの?」

*

「やはり現れたか……」
目の前に映し出された、カービィが虹の島々に向かわせたダークマターの一隊に、ドラ
グーンで猛然と突っ込んで行く映像を見ながら、巨大な目玉の様な身体をした闇の首魁は
呟いた。そこに二つの影が現れる。
「やっとボクの出番なのサ」
「それで、カービィを迎撃すればいいわけ?」
「あぁ」
目の前に現れた二つの影に頷く、目の前に現れたのは、二股の帽子を被った狂気の道化
師マルクと、紫色の服装に身を包み、美しい青髪を揺らす絵画の魔女ドロシアだった。
「ついでに彼が使っていた宝具も確保してきてくれないか?既にクリスタルと妖精は……」
ゼロが合図をすると、部屋の中心が円形に開き、巨大なクリスタルとその中に封印され
た桃色の妖精がせり上がって来た。それを見てマルクとドロシアも微笑んだ。宝具が無け
ればカービィの危険性もかなり低くなる筈だ。既にカービィと並んで危険性のある敵の二
つの拠点、デデデ城にはロラル隊を、オレンジオーシャン基地にはスピア隊を向かわせて
いる。抜かりは無かった。
「それじゃあ行ってくるのサ」
「えぇ、一方的な殲滅にね」
マルクが楽しそうに笑いながらプリズムの翼を広げ、簡単な転移魔法を口にし、ドロシ
アは何処からか筆を取りだし、地面に魔法陣を素早く書き入れる。マルクが詠唱を終える
と同時に二人が光に包まれ、光が消えた時には二人の姿は無かった。
「さぁ、どう出る……ポップスターの諸君」
二人が転移し、一人になった空間の中で、ゼロは再びひっそりと笑った。さて、そろそろ
彼ら、ネズミと悪夢にも協力を強要しに行こうか。
「グリル、留守は任せたよ。私は少し出てくる」
ゼロが笑いながら後ろに現れた影にそう言い、転移すると後ろの影、ブロックの魔法使
いグリルは不気味に微笑みながら頷いた。

*

「幸せだと?」
ロードは一言発した後払った剣をそのまま構え、着地で体勢を崩しているカービィに迫
り縦に剣を一閃、それをギリギリで横に飛んで回避したカービィは、素早く身を翻しその
まま剣を真っ直ぐ構え体勢を低くしてスライディングする。
「私の幸せは、強き者と戦う事だ!!」
スライディングを真上に飛んで回避したロードの下で、カービィが剣を横に突き出した
まま床を蹴り、真上に跳躍する。下からの攻撃に気付いたロードをその一撃を剣でいなす
が、彼の真上にまで跳躍したカービィが重力を受けて地面への放物線を描きながら振り上げた剣を縦に一閃する。フ
ァイナルソードと呼ばれるカービィが得意とする剣技である。
「違う……」
「なに?」
「それは幸せじゃない、ただの快楽だよ!!」
では本当の幸福とは、幸せとは何なのだろう。
カービィの追撃をいなそうとロードはなんとか剣を構えるが、自らの中の疑問と先の一
撃での疲労が自らの反応を鈍らせ、カービィの全体重を乗せた一閃をいなせず、漆黒の剣
ごと圧され、疑問の答えを出せぬまま、ダークキャッスルから虹の島々から叩き落とされ
た。
「やった?」
「全くお見事なのサ」
「流石はピンクの悪魔カービィ、といった所かしらね」
誰かの声が聞こえ、咄嗟にカービィは身を翻す。飛んで来たのは巨大な赤色と青色の光
弾。かつて見た道化師の攻撃を跳躍してかわしたところに飛んで来たのは、これまた見た
ことのある巨大な火の玉と化した絵画の魔女。それを横に飛んで回避し、現れた二人の敵
と向かい合う。
「救援感謝致します」
WACSDMが墜ちたロードを尻目に、救援に現れた二人の魔法使いに感謝の言葉を述べ、カ
ービィは目の前に現れた居なく成った筈だったのマルクとドロシアを睨み付ける。
「何で……君たちが生きてるの……?」

*

「ちくしょ…う…」
ダークキャッスルの遥か下の森の中グラスランドで、ロードは倒れていた。血こそ出て
いないが、身体に負った傷と地面に叩き付けられた衝撃で、全身が重く感じられ全く動く
事が出来ない。
「く…そ……」
疑問が頭の中で渦巻く、快楽ではない本当の幸せとは何なのだろうだろうか。霞む意識
の中で、誰かの足音が聞こえた。少しずつ自らの方へ近付いてくる足音の持ち主を見よう
と、彼は目を開けようとするが、視界に青色の何かが映ったところで彼は気を失った。
次にロードが目を覚ました時、彼は暖かいベッドの中にいた。何が起きたか分からず、
身体を起こすと、自らが寝ていたベッドに椅子に座ったシミラ族の少女が突っ伏して寝て
いた。そのマントの色は、霞む意識の中で気を失う前に見た青色。
「ううん……あっ……起きました?」
ロードの気配に気付いたのか、彼女は目を擦りながら、黄色い三日月のエンブレムの付
いたずれた帽子と銀縁の眼鏡を直し、漆黒の髪を可愛らしく揺らしながら身体を起こし、
ロードの顔を覗き込んだ。
その姿に、ロードはダークマターにはないはずの心が高鳴った気がした。
「おはようございます、身体は大丈夫ですか」

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記事No	: 548
投稿日	: 2010/12/13(Mon) 23:19
投稿者	: ヨツケン

・時代設定
2010年12月現在、発売済みの全カービィ作品を経過した状態です。

・物語終了条件
双方の和解もしくは一方の全滅

☆オリジナルキャラクター(以下オリキャラ)に関して
既存のリレー小説に比べ、厳しい制限がかかっております。

◯キャラクターについて
・作者一人につきオリキャラ、共有一体ずつまで作成可能

・星のカービィシリーズに登場しているキャラのみ作成可能
・それらのキャラに、明確な個性を持たせる事でオリキャラとなります
・作者は作成したオリキャラについて、性格設定と行動様式について強い決定権を保有します
・固有名詞が付いているキャラ、もしくは固有名詞のついてるキャラの疑似キャラを作成する事、オリキャラにする事は出来ません

可能な例)ボンカース・ワドルドゥ・チューリン等
不可な例)メタナイト・デデデ大王・メタナイツ・ウィスピーウッズ・クラッコ・オリジナルカービィ・オリジナルシャドーカービィ
◯追加能力について
・星のカービィの世界観に存在しない能力を付与するのは禁止です
・合理性のある範囲で伝達応用させるのは可能です
・原作で保有している能力に説明は要りませんが、追加能力には理由が要るって事です

禁止な例)ケケが魔法使いぽいのでライディンやメテオ撃たせてみました
伝達な例)ワドルディがトライデントナイトに槍術を教わって強くなったよ!
応用な例)とあるP.ウィスプの電磁砲

キャラテンプレート
【名前】
【キャラ区分】オリキャラor共有
【種族】
【陣営】
【特徴(作中内での描写を推奨)】

☆陣営とは
基本的に、登場人物はいずれかの陣営に付いて戦う事になります。
初期段階で判明している布陣は以下の通り。
●ゼロ陣営 
何やら画策中
●デデデ大王陣営
不明
●メタナイト陣営
不明
●カービィ陣営
仲間無し、交戦中
●ロード陣営
負傷、ラーミルと合流
陣営の所属は明確にして下さい。中立も可能ですが。
両方に所属しても構いません。

☆執筆上のルール
タイトルは「dalc Xスレ目 」のXの数字を増やしていく感じでお願いします。
十話毎に新スレを建てて下さい。
台本小説は不可です。
なお、場面転換には統一性を持たせるため。
〜行間〜
*
〜行間〜
を使用します。
その他注意点は、リレー小説Tipsを参照して下さい↓
http://wikis.jp/knml_relay/index.php?%A5%EA%A5%EC%A1%BC%BE%AE%C0%E2Tips

◯バトンタッチ予約システム
リレー小説『小説の中へ』より、継承させて頂きました。
・続きを予約したい人は、直前の記事に「バトンタッチ予約」という題でレスを入れる
(この書き込みは、レス数に限らずレスの形で書き込む)
・バトンタッチ予約をした人は、直前の記事にレス or 新規スレを立てた後、「バトンタ
ッチ予約」の記事を削除する(修正では投稿日時が更新されないので)
・予約の有効期間は48時間つまり[NEW]が消えるまで
・一度に可能な「バトンタッチ予約」は、全参加者を通じて一つ(予約の予約は不可)

◯時間軸の取り扱い
作中で大まかでよいので、時間経過を明示して下さい。
矛盾の生じないようにお願い致します。
一応のテンプレートを用意しましたが、舞台の増減により適宜変更して構いません。

★時間軸テンプレート
・ロード陣営
No.547 

*

追加キャラ
[名前]ロード
[キャラ区分]オリキャラ
[種族]ナイトタイプダークマター突然変異種
[陣営]ロード陣営
[特徴]外見は黒い剣以外普通のナイトタイプと同じ、通常のナイトタイプより強く感情がある。

[名前]ラーミル・シミラ
[キャラ区分]共有キャラ
[種族]シミラ族
[陣営]ロード陣営
[特徴]戦力としては通常のシミラより防御に優れる。外見は茶色い帽子に黄色い三日月のエンブレム、青いローブに赤いマフラー、腰までの長い漆黒の髪、銀縁の眼鏡を掛けている。
       
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記事No	: 562
投稿日	: 2011/03/29(Tue) 04:08
投稿者	: tate

前半:No.547の続き
後半:前半と同時刻ぐらい

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「何で生きているの、ですって?」
 カービィの言葉に目を見開いたドロシアは、くすくすと笑い声を漏らした。
「じゃあ聞くわ。何故アナタは私達が死んだと思っているの?」
「え……そ、それは……その……」
 カービィにしてみれば、ドロシアもマルクもプププランドを侵害しようとした敵で、以
前その敵を退けたという意識しかないのだろう。
 だがそれはカービィの見ている世界での話だ。
 共にやってきた道化の事情は知らないが、少なくともドロシアは度し難いまでの孤独の
埋め合わせをしたかっただけだ。その願いの成就も半ばに、彼女はカービィに敗れた。孤
独に満ちた魂は虚ろな額縁に押し戻され、その器が砕け散るのと共に彼女は消えた。
 そのまま空虚を漂っていれば、何も覚えず、何も感じず、永劫の安寧の中で星霜を重ね
朽ちていくことも出来ただろう。いざ現世に引き戻されると屈辱ばかりが思い出され、在
るはずのない腑が煮えくり返る。
 わき上がる怨恨を沸騰する腸(ワタ)へと落とし込み、ドロシアは値踏みするかのよう
にカービィを睨め回した。ソードをコピーして飛んできたカービィからは、特別な力は感
じない。制圧された他の虹の島々には立ち寄らず、直接城の島にやってきたようだ。
「アナタが殺したからよ」
 ドロシアは、楔を打ち込んだ。
 反論できないカービィを見据えながら、再び槌を振り上げる。
「そしてまたアナタは殺すのよ。私達を、ダークマター達を」
 そこまで言うと、ドロシアはふいと視線を遠くへ向けた。
「いいことを教えてあげる。ここ以外の虹の島々は既に私達の手に落ちているわ。この島
が闇に落ちるのももはや時間の問題――ということもね」

*

 丁度その頃――
 ここが“城”の島と呼ばれる所以であるダークキャッスルでは、デデデ大王とその配下
達がダークマターと戦っていた。
「虹の島々が襲われているからと駆けつけてみれば……またお前らか!」
 ハンマーで襲い来るダークマターを攻撃するデデデ大王。槍を持った大勢のワドルディ
も、ワドルドゥの号令で一体ずつ着実に敵を倒していく。
 が、多勢に無勢とはまさにこのこと。じりじりとデデデ大王達は押され、やがて城の一
角に追い詰められた。
「ワドルドゥ共! もっとキリキリと敵を攻撃せんかい!」
 怒鳴り散らすデデデ大王を、振り返ったワドルドゥがじろりと睨み付ける。
「な、何だワドルドゥ。まさかワシに逆らう気か」
 完全にデデデ大王と向かい合う形になったワドルドゥが、ゆっくりと一度瞬きをすると、
深い青色だったその目が濁ったオレンジに変わった。
「ま、まさか……」
 デデデ大王の脳裏に在りし日の忌まわしい記憶がふと過ぎり、大勢の敵の中で怯んでし
まった。ほんの一瞬のことだったが、周囲を囲んでいたダークマター達はその隙を逃さず、
デデデ大王に襲いかかった。

 程なくしてダークマターはその場を立ち去る。
 後に残されたデデデ大王とワドルドゥ、そしてワドルディ達は瞳を閉じ、すぅすぅと寝
息としか思えない音を伴いながら、城内の各所へと歩いていった。


----
まとめ
・ドロシアはカービィに対して抱いている恨みを晴らすために、ゼロに加担しています
・デデデ大王達はダークマターに乗っ取られました(カービィ2のデデデに同じ)

カービィ自身は、これまでの行動をどういう風に思っているんですかねえ(?〜?`)

★時間軸テンプレート
・ロード陣営
No.547 
・カービィ陣営
No.547 > No.562
・デデデ陣営
No.562

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記事No	: 564
投稿日	: 2011/04/09(Sat) 02:13
投稿者	: ホーミィ

時間差
   
  前半No.547から約一日前の朝
  後半No.562後半より5分後




何の物音もしない、最初に見た景色は曇り空。
・・・少々早く目が覚めてしまったようだ、私は。
いつものように体を起こそうとするが、動けない。まるで、石になってしまった様な感覚。

・・・まあ、疲れているのだろう。

自分の心に言い訳した後、ゆっくりとまた空を見た。やっと雲間から白い光が射してきた。
優れない気分と動かない身体。
けれど、いっそこのまま雲の流れを見ながらのんびり過ごしても良いとは思った。

しかし、私は何時でも忙しいのだ。どんな時も、たとえ休んでるように見えても、一人でいる時も。

終わりが来るまではずっと。


「メタナイト様?」


アックスの明るい声が聞こえてくる。

「寝坊でもしたんダスかね?」

何を言う。私が寝坊するなど、ありえんことだ。


ガチャリと戸を開ける音。二人の足音。そして。

何か、陶器製の物が割れた音。早くなった足音。

二人は私の横を呆然と見ていた。何かと思った私も目線をそっと横に送る。
・・・・・そこには。


「ワタシ」が居た。

腕に、何かの破片が刺さっている、ワタシ。
不自然なポーズで横になっている、ワタシ。
本当の私の様で、私ではない、ワタシ。


「卿・・・くっ、こんなカガミ・・・!!!目障りだッ・・・!」


いとも簡単に、ハルバードの外に放りだされる私。
ところが、オレンジオーシャンの深い水底には沈まず、ブリッパーの行列の中の一匹が、砂浜に放り投げてくれた。

「ボス、最近の観光客はマナーが悪いですな!」
「そうだな・・・」




砂浜に歩いてくる者が居た。
「あ、鏡。誰のだろ。・・・・でも貰っちゃって良いよね☆」
赤いベレー帽の少女、アドレーヌはそっと鏡を持ち上げた。それは、青色の鏡だった。
「うーん、朝の海ってすがすがしいなあ。」
髪の毛がしょっぱい潮風に撫でられる。
「よし、アイデアも浮かんだし。帰ろっと!」



−−−−−−−





「この島が闇に落ちるのももはや時間の問題――ということもね」

「なん、だって…。」

思わず、剣を握る力が緩む。
そこをドロシアは不意討ち。
予想はしていたけど、本当にそうなっちゃうなんて…。

カービィはかすれそうな声で問いを漏らした。

「なら、リックは?クーは?カインは?みんなは…?」

「さあね?知らないわよ。あと、貴方に言う必要もないし、ね。」
ドロシアが冷たく言い返す。

「…なら、僕は……」




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説明


現在、メタナイトは何故か鏡になっており、アドレーヌが持っています。
内容が滅茶苦茶で、分かりにくいかもしれませんが。大目に見てやってください。


★時間軸テンプレート
・ロード陣営
No.547 
・カービィ陣営
No.547 >No.562 >No.564
・デデデ陣営
No.562
・メタナイト陣営
No.564


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